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Gatebox、竹中工務店とAIキャラクターによるオフィス設備制御の実証実験を実施

目次

ニュースの概要

Gatebox株式会社と竹中工務店は、AIキャラクターがオフィスビルの照明や空調などを制御する新システムを共同開発し、実証実験を行いました。このシステムは、音声による自然な対話で設備機器を操作可能とするもので、大規模施設における利便性と快適性の向上を目指しています。

リリース企業名:Gatebox株式会社


ニュース内容

Gatebox株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:武地 実)は、株式会社竹中工務店(社長:佐々木正人)と共同で、AIキャラクターがオフィスビル内の照明や空調などの設備機器を制御する新システムを開発し、その実証実験を行ったと発表しました。

本システムは、オフィスや宿泊施設、福祉施設、商業施設などの大規模建物に対応することを想定して設計されており、ユーザーがAIキャラクターと自然な会話をしながら、照明や空調、換気、ブラインド、セキュリティなどの各種設備を文字や音声で遠隔操作できるようになります。

従来のAI制御システムは個人住宅向けに限定されていましたが、今回のシステムでは神田通信機株式会社の「マルチゲートウェイ」技術を用いることで、多数の設備機器が導入されている大規模施設にも対応可能となっています。

屋外での利用シーンとしては、イベントにおけるライトアップの遠隔操作なども視野に入れており、キャラクターとの対話を通じて、幅広いユーザーに優しく自然なインターフェースを提供することができます。

また、Gateboxは今後も生成AIの普及にあわせて、キャラクターとさまざまなシステムを組み合わせ、人に優しい次世代インターフェースの構築に取り組むとしています。


出典

🔗 PR TIMES – Gatebox、竹中工務店とAI活用で協業、AIキャラクターがオフィスビルの設備を自在に操作する実証実験を実施
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000026497.html


AIVISOR編集部より

AIの対話インターフェースとして「キャラクター」に着目し、実用的な設備操作と組み合わせたGateboxのアプローチは、今後のスマートビルディング分野における大きな可能性を示しています。

特に注目すべきは、従来の無機質な操作インターフェースではなく、「人にやさしい」「親しみやすい」キャラクターとの自然な会話を通じて操作を行う設計思想です。これは、高齢者や障がい者、訪問者など、幅広い利用者層に配慮したユニバーサルデザインとしても期待されます。

また、Gateboxが独自に進めている「AIバイト」などの法人向けAIキャラクターソリューションとの連携も含め、今後は接客、管理、案内などさまざまな業務への応用展開が見込まれます。

今回の実証実験の結果とそれに基づく製品化の動向に、今後も注目していきたいところです。

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