ニュースの概要
リーガルテック株式会社が、食品製造業界向けに特化した特許専用AIエージェント「Tokkyo.AI」の活用事例を発表。包装設計や保存技術など、食品メーカーが有する“見えないノウハウ”をAIで特許出願に変換し、企業価値の向上と模倣リスクの軽減に貢献します。
✅ リリース企業名
リーガルテック株式会社
ニュース内容
リーガルテック株式会社(本社:東京都、代表取締役:佐々木隆仁)は、食品メーカーが持つ独自の包装設計・保存技術・品質維持ノウハウを「特許・知財」として守り、企業価値に変えるAI支援ツール「Tokkyo.AI」の食品製造業界向け活用例を紹介しました。
食品業界では、長年培ったノウハウが特許化されず、外部委託や海外展開時に模倣されるリスクが増大しています。
「Tokkyo.AI」は現場の文章や図面を入力するだけで特許出願草案を自動生成し、競合との差別化ポイントを抽出・整理。また、弁理士とのやり取りを前提とした請求項案・要約案も支援します。
冷凍食品メーカーでは、長期保存用包装などに関する出願を実施し、中国市場進出時に競合との違いを可視化。OEMによる模倣リスクを大幅に軽減しました。
導入メリットとして、ノウハウを資産化し、海外展開や交渉の差別化を実現。出願効率化により開発部門と知財部門の連携も強化できます。
食品分野に続き、医薬品、化粧品、化学業界でも活用が進んでおり、今後は日用品・機能性食品など加工食品全般への展開を目指します。
また、6月20日に「AIエージェント AI/DXフォーラム June ~法務~」を開催予定です。
出典
🔗 PR TIMES – リーガルテック社、特許専用AIエージェント搭載 Tokkyo.AI、包装設計・保存技術の知財化支援、食品メーカー向け活用例
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000276.000042056.html
AIVISOR編集部より
食品技術のような“見えないノウハウ”は容易に模倣される現代において、AIで資産化するアプローチは極めて有効です。「Tokkyo.AI」は、こうした知財戦略を現場レベルで実現し、開発と知財部門の橋渡しにも役立つツールといえます。今後、他業界にも横展開を進める同社の動向に注目です。