音声AIユニコーンのElevenLabs（イレブンラボ）、日本法人を設立しアジア展開を本格始動！

2025年4月18日

ニュースの概要

・音声AIのリーディングカンパニー「ElevenLabs」が日本法人を設立し、アジア太平洋地域の活動拠点に
・日本語・韓国語市場向けのローカライズと技術展開を推進
・既にTBS、MBC、DOCOMO Innovationsなどとの協業も進行中

✅ リリース企業名
Eleven Labs Japan合同会社

ニュース内容

AI音声分野のグローバルリーダー「ElevenLabs」は、シリーズCで1.8億ドルを調達した後、2025年4月14日付で日本法人「Eleven Labs Japan合同会社」を東京・丸の内に設立したと発表しました。アジアパシフィックにおける初の拠点として、日本市場への本格進出となります。

日本法人では、同社の音声生成プラットフォームの提供・サポートに加え、日本語の言語特性や文化的背景に配慮したローカライズを行っていく予定です。ゼネラルマネージャーには、クラウド黎明期からSaaSビジネスをリードしてきた田村元氏が就任。

すでに日本と韓国の主要企業との協業も進んでおり、TBSの番組『KASSO』では音声吹き替え技術が採用され、MBC C&Iでは音声合成・効果音を活用した映像コンテンツ「Mateo」などがAI映画祭で受賞するなど、成果が出ています。

ElevenLabsは、話し言葉に含まれるアクセントや文脈の機微を的確に表現するAI音声技術を開発しており、日本語のように繊細な言語への対応力が高く評価されています。今後の事業展開においては、高齢化社会におけるアクセシビリティの向上や、没入型エンターテインメントの多言語展開など、日本市場での幅広い応用が期待されます。

世界的な投資家からの支持も厚く、Andreessen Horowitz、WiL、NTTドコモ・ベンチャーズなどがコメントを寄せており、日本市場の成長性に大きな期待が寄せられています。