ニュースの概要
AIスタートアップの株式会社Wanderlustは、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)と提携し、AIと自動動画編集技術による業務効率化プロジェクトを始動。第一弾として、縦型ショート動画を自動生成するシステムを開発しました。編集負担を軽減し、専門知識がなくても簡単にSNS向け動画が制作可能となる新ツールで、放送局の制作現場におけるDXを推進します。
✅ リリース企業名
株式会社Wanderlust
ニュース内容
■ AIでショート動画制作を誰でも手軽に
東京大学「松尾研」発スタートアップのWanderlustは、TOKYO MXとともに放送業界向けの業務効率化プロジェクトをスタートしました。今回開発された縦型ショート動画作成システムは、テレビ番組などの長尺映像から、タイムスタンプに基づいて自動で切り出し・編集を行い、SNSなどで活用しやすいショート形式に変換することができます。
■ 主な特徴
- タイムスタンプを活用した自動編集機能
編集者がタイムスタンプを入力するだけで、AIが該当シーンを抽出し、テンプレートに自動で適用。動画編集ソフト不要で、誰でも簡単にプロ品質の動画が生成可能です。 - AIによる自動テキスト生成機能
映像内容をAIが解析し、テロップやタイトルなどの自動テキストを複数候補から選択可能。作業時間を大幅に短縮します。
■ 今後の展開
両社は本プロジェクトを通じて、AI技術を放送現場に実装し、業務の効率化と高付加価値コンテンツの創出を両立するモデルを構築。将来的には他の制作業務にもAI技術を展開し、業界全体のDX推進に貢献していく方針です。
出典
🔗 PR TIMES – Wanderlust、TOKYO MXと提携しAIを活用した 自動動画編集プロジェクトを始動
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000115303.html
AIVISOR編集部より
生成AIと放送業界の融合がいよいよ本格化してきました。今回の取り組みは、まさに「人が手間をかけていた作業をAIが代行する」という未来の制作スタイルを体現するものです。
特に、タイムスタンプとテンプレートを掛け合わせた自動編集の仕組みは、編集者の負担を大幅に軽減し、スピーディーなSNS対応や多チャンネル展開にも適したソリューションと言えるでしょう。
また、AIによるテキスト自動生成も非常に実用的で、今後、メディア制作におけるAIの標準装備化が進む中で、こうしたシステムの需要は高まり続けると予想されます。
WanderlustとTOKYO MXによる本プロジェクトが、放送業界のDXモデルケースとなる可能性に注目が集まります。続報にも期待しましょう。