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生成AIで創る企業の顔──ムサシが新コーポレートビジュアルを社員の手で制作

目次

ニュースの概要

武蔵精密工業株式会社(以下ムサシ)は、生成AIを活用した新たなコーポレートサイト用のキービジュアルを公開しました。このビジュアルは社員自らが制作に携わる初の試みであり、AI時代における人財育成の一環として実施されたものです。

リリース企業名:武蔵精密工業株式会社


ニュース内容

武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史)は、2025年6月3日に、生成AIを活用して制作した新しいコーポレートサイト用のキービジュアルを公開しました。

この取り組みは、同社が掲げる「Go Far Beyond!第2ステージ」の一環として、自動車部品メーカーの枠を超えた新たな価値創造を目指す姿勢を象徴するものです。制作は外部に依頼するのではなく、社員が自ら生成AIを駆使して行いました。

新しいキービジュアルは、「The quickening of light ~光の加速 光の胎動~」と題され、赤・青・黄・紫のラインが各事業の象徴として交錯しながら一つの世界を形作るというメッセージが込められています。

このビジュアルは、社内コンテスト形式で選出されたもので、前年度のAIアートコンクールから発展した取り組みとして、国内外の社員から40点以上の作品が集まりました。最終選考は経営層から若手社員まで幅広い層の投票で行われました。

完成したビジュアルは、同社のWebサイトのトップページをはじめ、株主総会の招集通知、広告や社内資料など多様な場面で使用される予定です。

今後もムサシは、生成AIを継続的に活用しながら、AIリテラシーの向上と業務効率化、新たな価値創出に挑戦していくとしています。


出典

🔗 PR TIMES – 生成AI活用による新たなコーポレートキービジュアルを公開
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000040312.html


AIVISOR編集部より

ムサシの今回の取り組みは、AI時代の企業文化と人財育成における一つの先進事例といえます。生成AIの活用がデザインやコンテンツ制作において一般化しつつある中で、それを「社員主導」で行う姿勢は、デジタル変革の象徴です。

特に注目すべきは、社員の創造性を引き出す仕組みとして「社内コンテスト」を活用し、AIスキルを実務に転換させている点です。これは企業内におけるAIリテラシーの実践的育成に大きく寄与すると考えられます。

また、デザインだけでなく、グローバル全体での参加・選考による巻き込み型プロジェクトとして展開したことにより、組織全体の一体感の醸成にも成功しているのではないでしょうか。

生成AIというテクノロジーが、企業ブランディングにどのように寄与しうるのかを示す好例として、多くの企業に参考になる事例です。

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