ニュースの概要
株式会社ジーニーのグループ会社であるJAPAN AI株式会社が、独自開発したRAG（Retrieval-Augmented Generation）技術において、業界最高水準の正答率82.7%を達成。AIが回答の正当性を自己検証する「Agentic RAG」技術が特徴。
✅ リリース企業名
JAPAN AI株式会社（株式会社ジーニー グループ会社）
ニュース内容
JAPAN AI株式会社は、企業内文書検索などに用いる独自のRAG技術で、主要クラウドベンダーと比較して最高水準となる正答率82.7%を記録したと発表しました。A社の51.2%、B社の71.4%と比べても圧倒的な精度を示しており、企業のFAQ対応や業務マニュアル検索の高度化に貢献できる技術として注目されています。
この技術の中核を成すのが、AIが回答の正当性を自己検証し、複数の情報源を参照して最適解を導く「Agentic RAG」。単なる情報表示ではなく、整合性チェックや代替案検討を行うことで、高精度な回答を実現します。
今後の展開としては、社内データの構造化による検索性の向上や、企業ごとに最適化された情報整理の導入が予定されています。また、JAPAN AIは以下のAIソリューションも展開中です。
- JAPAN AI AGENT：目標達成に向けてAIが自律的に思考・行動するシステム
- JAPAN AI CHAT：高精度RAGと連携する法人向け生成AIプラットフォーム
- JAPAN AI SPEECH：議事録自動生成や要約に対応するAI文字起こしツール
これらを通じて、企業の業務効率化とAI活用の加速を支援していく方針です。
出典
🔗 PR TIMES – ジーニーのグループ会社 JAPAN AI、RAG技術の精度評価で業界最高水準の82.7%を達成
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000409.000010742.html
AIVISOR編集部より
RAG技術の進化が急速に進むなか、JAPAN AIの「Agentic RAG」は単なる検索補助を超え、AIが“自ら考え、最適な答えを導く”時代の到来を示しています。AIの信頼性が問われる現在、正答率82.7%という結果は大きな説得力を持ち、今後の業務自動化やナレッジマネジメントのあり方に新たな可能性を提示するものです。今後の導入企業の動向にも注目が集まります。
