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モリカトロン、大阪大学と共同でAI活用ライフレビュー支援アプリを開発 ~緩和ケアへ期待、EAPC2025で発表~

目次

ニュースの概要

緩和ケア現場向けに、AIで会話形式ライフレビューを支援し、記憶を物語&イラスト化するアプリを共同開発。

リリース企業名
モリカトロン株式会社


ニュース内容

株式会社モリカトロン(東京都新宿区、代表取締役:森川幸人)は、大阪大学・大学院薬学研究科の仁木一順助教と共同で、対話型AIと画像生成技術を組み合わせたライフレビュー支援アプリを開発しました。本アプリは、ユーザーの記憶やエピソードをAIが聞き取り、物語として再構成するとともに、内容に応じたイメージイラストを自動生成し、心のケアや医療従事者との対話をサポートします。

利用シーン

  • 医療従事者が患者の背景をイラスト付きで共有し、ケアへの理解を深める。
  • 患者自身が思い出を家族と振り返り、温かな交流のきっかけに。

対話・イラスト生成の設計

モリカトロンが開発し、短時間で深い人生ストーリーを引き出せるようAIエンジニアが精度チューニング。利用対象は医療従事者やがん看護師、臨床心理士などで、SUS(システムユーザビリティスケール)は75.8点で実用レベルと評価されました。

今後の展開

緩和ケア病棟での実証を進めるほか、「回想法」として認知症予防への応用可能性も検証予定です 。京都では、仁木助教も、VRでのライフレビュー経験から「イラスト化による家族共有の願い」に応えるツールだとコメント。また、森川社長は、高齢化社会でAIがシニア向けに重要になると述べています 。


出典

🔗 PR TIMES – 「モリカトロン、大阪大学と共同でAIを活用したライフレビュー支援アプリを開発 ~緩和ケアへの活用に期待、EAPC2025にて発表~」
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000133267.html facebook.com+5prtimes.jp+5medical.jiji.com+5


AIVISOR編集部より

緩和ケアを支える新しいAIツールが登場。高齢者や患者の思い出を語りやすくし、イラスト化で「家族や医師との共有」を促進する工夫が秀逸です。SUSスコア75.8と実用性も確認済み。今後は現場での実証や認知症予防分野への展開が見込まれ、エンタメAI企業が医療現場に貢献する新潮流の一例と言えるでしょう。

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