ニュースの概要
・就活生の51%がChatGPTをAI診断ツールとして使用
・AI診断ツールに対して54%の学生がポジティブな印象を持つ
・「自己PRやES作成のヒントになる」との回答が最多
・紹介については48%が「判断を保留」と回答し、AI活用に慎重な意見も浮上
今回の調査では、AI技術が就活において実用的なサポート手段として受け入れられている現状が明らかになりました。特にChatGPTの活用は自己分析やエントリーシートの作成支援に有効であると認識されています。一方で、「他者に紹介することへのためらい」が一定数存在し、AI活用に対する慎重な姿勢も顕在化しました。今後、学生・企業双方にとってAIとの付き合い方が問われる時代となりそうです。
✅リリース企業名:株式会社Synergy Career
ニュース内容
新卒大学生向け就活情報サイト「就活の教科書」を運営する株式会社Synergy Careerは、26卒・27卒の学生200名を対象にAI診断ツールに関するアンケート調査を実施。その結果、最も多く使われていたAI診断ツールはChatGPTで、過半数の51%が使用していた。AIに対する印象として「ポジティブ」もしくは「少しポジティブ」と答えた就活生は54%にのぼり、特に「自己PRやES作成のヒントになる」(39%)といった点が評価されている。一方で「人に紹介したい」としたのは30.3%、「紹介したくない」は22.1%、「どちらでもない」が47.7%と、意見が分かれた。
また、AI診断ツールの利用により「自分の言葉や考えが希薄になる」と懸念する声も一定数あり、AI活用にはまだ議論の余地があることがうかがえる。
出典
🔗 PR TIMES – 【調査レポート】就活生の51%がAI診断ツールとしてChatGPTを利用 | 自己PR・ES作成のヒントになるとの声も
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000065508.html
AIVISOR編集部より
今回の調査は、AIが就活という極めて個人的な領域にまで浸透している現状を浮き彫りにしています。ChatGPTのような汎用AIが、特定用途である就活にまで活用されていることは注目に値します。一方、AIを用いることで「自己の言葉が希薄になる」という懸念があることも見逃せません。AIはツールであり、あくまでも「自分らしさ」を言語化する補助として使うべきであるという点が、今後さらに議論されていくでしょう。今後のキャリア形成や教育分野においても、AIの倫理的活用が問われる時代となりそうです。